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常に10人の串を刺せ

2017年2月14日

私たちはお客様に向けた商売をしていますから、「顧客視点が重要だ」という話は当然のように、日々、出てきます。

ところが、これがなかなか難しいのです。
なぜ、それほど難しいのでしょうか。

最大の敵は、「思い込み」です。

JINSの事業現場でもよく見られるのは、企画する側、作る側、売る側のロジックが強すぎて、それが思い込みになり、「お客様にはこれが求められているはずだ」となってしまうことです。

私自身もそうです。
思い込みを捨てて、顧客の視点に立つことは決して簡単ではありません。

では、どうすれば思い込みを無くして、顧客視点に立つことができるでしょうか。

私はよく、「常に10人の串を刺せ」と言い聞かせています。

これは、開発者や売り手一人の思い込みで何かを作るのではなく、対象となる相手10人をイメージして、それぞれの見方や意見を「串」に見立てて課題に刺していく。

そうすると、串が重なる中心があるはずです。
そこに顧客ニーズの本質がなんとなく見えてくるのです。

もちろん、完全にOne to Oneにカスタマイズするのであれば串は1本だと思いますが、私たちの商品でいうと、この「10人の串」をイメージすることが、顧客視点を見失わないために有効だと考えています。

ただ、重要な注意点があります。

「この10人の串」自体にも、自ら厳しい目を向けることが必要だということです。

私たちの商品開発プロセスでも発生するのですが、ユーザー調査などで自分たちに対して肯定的な意見を重視しがちです。これは本音ではなく、真の顧客ニーズでもありません。

商売は、真の顧客視点を失ったら終わりです。

常に、フラットに、10人の串をイメージできる組織でいられるか。

JINSの未来もそこにかかっています。

※社長メッセージは記事掲載時点における最新の情報や考えを、敢えてそのまま掲載しています。よりタイムリーにメッセージをお伝えすることを重視しているため、メッセージ内で掲載されている内容と、公式に発表されている実際の取り組みに多少の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。